2024年11月22日に発売された「Tapo H110」は、TP-Linkの最新スマートリモコンです。本記事では、仕様、競合製品との比較、実機レビューを通じてその魅力を徹底解説します。スマートリモコンの購入を検討している方は必見です。
Tapo H110の概要と特徴
TP-Linkの「Tapo H110」は、All-in-oneスマートリモコンとして注目されています。1台で8,000以上のブランドと互換性を持ち、古い家電にも対応しているのが特徴です。Matterにも対応しています。
Matterは、米国のConnectivity Standards Alliance(CSA)が策定したスマートホームの共通規格。スマートホームデバイスやシステム、音声アシスタントの相互接続のために作られた規格です。
幅広い互換性と古い家電への対応
「Tapo H110」は、最新の家電だけでなく古い家電にも対応可能です。そのため、買い替えを検討していない家電もスマート化できる点が魅力です。リモコンの互換性データベースは3ヶ月ごとに更新され、常に新しい製品にも対応します。
スマートアシスタントとの連携
Amazon AlexaやGoogleアシスタント、Apple Siriなどの音声アシスタントと連携可能で、ハンズフリー操作が実現します。日常生活の効率が格段に向上します。
Tapo H110の概要と仕様
TP-Linkの「Tapo H110」は、All-in-oneスマートリモコンとして注目されています。その仕様と特徴を以下にまとめました。
基本仕様
製品名 | Tapo H110 |
---|---|
対応家電 | 赤外線リモコン対応家電、8,000以上のブランド |
音声アシスタント | Alexa、Googleアシスタント、Siri |
対応アプリ | Tapoアプリ(iOS/Android) |
Matter対応 | 対応 |
Wi-Fi | IEEE 802.11 b/g/n, 2.4GHz |
サイズ | 79 × 79 × 32 mm |
価格 | 定価 3,980円(税込) |
Tapo H110の開封レビューと同梱物の紹介
今回、TP-Link様より実機をご提供いただきましたので、実際にTapo H110を開封し、製品を詳しく見ていきます。
パッケージ
製品はシンプルながら高級感のあるパッケージで届きます。中を開けると、リモコン本体、電源アダプタ、説明書が丁寧に梱包されていました。
同梱物の詳細
同梱物には以下のものが入っています。
- Tapo H110 本体
- USB Type-C
- 3M製 両面テープ
- かんたん設定ガイドなど説明書類
本体の外観
続いて、Tapo H110の外観をじっくりと見ていきましょう。
ピアノブラックでとてもカッコいいデザインです。これならインテリアにも調和しそうです。「Tapo」のロゴマークの下にはLEDインジケーターがついています。
右側面にはボタン(SYNCボタン)がついており、下記の動作時に使います。
- 1秒押す:ペアリングモード
- 5秒間長押し:Wi-Fi設定のみを初期化
- 10秒間長押し:すべての設定を工場出荷時の状態に初期化
前側面の奥のほうにはUSB Type-Cポートがあります。ここから給電します。
Tapo H110の初期設定・使用感レビュー
実際にTapo H110を使用して、スマートリモコンとしての性能をテストしました。
初期設定手順|セットアップは簡単!
Tapoアプリを使ったセットアップは非常に簡単で、初心者でもスムーズに行えます。Wi-Fi接続と家電の登録も直感的な操作で完了しました。
①アプリのインストール
Tapo H110の初期設定および操作には専用アプリが必要です。まずは、Tapoアプリを以下リンクからインストールします。
②アプリの指示に従って設定を進める
Tapo H110をWi-Fiに接続したり、デバイス名、設置場所を設定していきます。最後にリモコンの登録が出てきます。
日常生活での活用例
エアコンやライト、テレビなどの操作がアプリや音声コマンドで可能になり、リモコンを探す手間が省けました。スケジュール機能やGPS連動機能も便利です。
エアコンのリモコン登録(富士通製ノクリア)
まずはエアコンを登録してみます。
ブランド選択で「Fujitsu」と検索します。リモコンがある場合はTapo
H110に向けて、適当なボタンを押します。すると自動で判別され、リモコンの候補が出てきます。13候補ありますので、どれが使用できるか試していきます。自動判別機能のおかげで、たいてい一番最初に出てきた候補で使えるはずです。
シーリングライトのリモコン登録(NEC製)
次にシーリングライトを登録してみます。「NEC」と検索。こちらも出てきました。他社のスマートリモコンだとブランド検索をしても出てこないことがあったので、さすがTapo H110です。リモコンがない場合でも登録することができます。
登録したリモコン一覧
登録済みのリモコンは下記のように表示されます。普通のリモコンと同じように使うことができます。
競合製品との比較(SwitchBot/Nature Remo)
Tapo H110は、スマート家電リモコン市場において主にSwitchBot Hub MiniやNature Remo 3が競合製品としてあげられます。それぞれの特徴を比較し、Tapo H110の優れたポイントを見ていきましょう。
製品比較表
項目 | Tapo H110 | SwitchBot Hub Mini Matter | Nature Remo 3 |
---|---|---|---|
価格 | 約3,980円 | 約5,480円 | 約9,980円 |
対応可能なリモコン型番 | 不明(ブランド:8,000以上、デバイスタイプ:18種類) | 83,934以上 | 14,000以上 |
Matter対応 | 対応 | 対応 | 非対応 |
GPS連動機能 | 対応 | 対応(ジオフェンス機能(ベータ版)) | 対応 |
データベース更新頻度 | 3か月ごと | 非公開 | 非公開 |
温度湿度センサー | なし | なし | 内臓 |
アプリの操作性 | 直感的なUI(Tapoアプリ) | シンプルな操作(SwitchBotアプリ) | 多機能だが複雑(Natureアプリ) |
内蔵チャイム機能 | 内蔵 | なし | なし |
サイズ | 79 × 79 × 32 mm | 65 x 65 x 20 mm | 70 x 70 x 20 mm |
Tapo H110の優れたポイント
コストパフォーマンス
必要な機能を盛り込んでリーズナブルな価格。お得感たっぷりの家電製品です。
互換性データベースの頻繁な更新
3か月ごとに最新の家電製品に対応するため、常に最新の状態を保ちます。
GPS連動機能
帰宅時に自動で家電を操作し、快適な環境を作り上げることができます。
簡単なアプリ操作
Tapoアプリは、直感的なUIで初心者でも簡単に使えます。
内蔵チャイム
93dBの大音量チャイムで、アラームや通知機能としても利用可能です。
まとめ | Tapo H110の購入はコチラから
「Tapo H110」は、スマートリモコン初心者から上級者まで満足できる製品です。その多機能性と幅広い互換性は、日常生活をより便利にしてくれるでしょう。特にMatter対応により、将来的な拡張性も確保されています。
この記事ではTP-LinkのTapo H110について詳しくレビューしました。購入を検討中の方はぜひ参考にしてください。